2024年1月の旅行記です。
ドミニカ共和国と言えば、プンタ・カナのビーチリゾート or サント・ドミンゴの旧市街 or ボカチカのビーチ、が観光客に人気です。特にプンタ・カナは欧米人観光客のバケーション先としての需要が高い。
筆者のイチ押しは洞窟観光です。旧市街からほど近いロス・トレス・オホス国立公園の青い湖とエキゾチックな岩窟も見応え抜群ですが、可能ならもう少し東に足を伸ばしてクエバス・デ・ラス・マラビージャス国立公園を訪れましょう。
クエバス・デ・ラス・マラビージャス (Cuevas de las Maravillas: 奇跡の洞穴)
地下約30m、奥行き約800mの巨大地下鍾乳洞です。
ロケーションは、首都から東に車で1時間半ほど、サン・ペドロ・デ・ロス・マコリス(San Pedro de los Macorís)とラ・ロマーナ(La Romana)という町の間です。
一人300ペソで入場料+ガイドさんがついてくれます。
もしかすると英語でも対応してくれるのかもしれませんが、筆者は現地の友人と一緒だったためスペイン語で説明を聞きました。(20代半ばのイケメンガイドさんがとてもフレンドリーにアテンドしてくれて嬉しかった。。)
1942年にコロンブスがエスパニョーラ島を発見したのをきっかけにアメリカ大陸が植民地化されていった訳ですが、元々島に住んでいたのは先住民タイノ人でした。
この洞窟にはそのタイノ人によって描かれた約500の壁画が残されています。
壁画と聞いて想像するタイプの画の数十倍可愛らしい。
現代の子供も自然に描いていそうなタッチ。
洞窟内に形成されている鍾乳石の形を見ていると、長い年月と自然の力に圧倒されます。800年かけて1cm下に伸びるそうです。
そんな洞窟ですが、歩いていると上から蔦のようなものが沢山垂れ下がっているのに気が付きます。これは、なんと地上の木々が水を求めて地下まで伸ばしてきた根だそう。
また、洞窟内は撮影禁止となっています。フラッシュによる壁画の損傷・劣化を防ぎ、保護するためです。ネット上では、ガイドさんの許可を得て、フラッシュ無しで写真を撮ったというレビューもありました。
洞窟の外にはイグアナ園があります。大小様々なイグアナを見ることが出来るのですが、なぜかこの時は囲いの外、遊歩道のすぐ近くに一匹イグアナがいました。たまたま脱走したのか野生なのかは不明です。
上の写真の中央右側に見えるのが国立公園の入り口です。
そこから駐車場までやってくると、芝生広場で放し飼いにされている馬たちに会うことができます。チケット売り場の近くにはチャボ?鶏も放し飼いにされていました。
他の観光地から少し離れたところにありますが、ぜひ行って欲しいおすすめスポットです。洞窟内は薄暗く濡れているので、歩きやすい靴を忘れずに!