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[カザフスタン旅] アルマトイ観光 | グリーンバザール、28人のパシフィロフ公園、カザフスタン国立中央博物館

朝、ドミトリーをそっと抜けて玄関に出ると、頭頂部を全部剃って長い後髪を三編みにしたおじさんが大麻か何かを吸っていた。臭いに耐えられなかった私はキッチンに逃げた。後から、例の三編み大麻おじさんがお茶を沸かしにやってきた。沸騰を待っている間、おかしな踊りを踊っていた。

 

流石にそろそろ栄養のあるものを食べたい気持ちで、Woltでサラダとエッグとソーセージのセットを頼んだ。デリバリーに来てくれたのは、まだ15歳か16歳くらいの小柄な男の子だった。朝食を取りながら、スウェーデン人の宿泊客と少し話をした。

人権を取り戻した。

近くのグリーンバザールまで歩いた。しっかりした2階建ての建物で、中にはエスカレーターも設けられていた。一階では果物や野菜、肉類が、二階では少しの主におもちゃや衣類が売られていた。どこを見てもうず高く果物が積まれていて、果物が特に高価な日本と比べると異次元の光景。ぶつ切りにされた巨大な肉の塊がどかんと置かれている様子は迫力があった。一体どこの部位なのかわからないが内臓もたくさん売られていた。お腹を切り開かれた豚の胴体がそのまま台に乗っていたのはびっくりした。豚の頭も丸々置かれていた。

中央アジアで絶対お世話になるのがHalyk Bank。

それからバザールを出て、聖ゼンコフ教会を通る。前回の訪問時同様、この日もやはり教会前の広場ではカオスが繰り広げられていた。ここでベンチに座って休憩し、隣に座った女性にナッツをお裾分けして、少しお喋りした。

 

それから公園内を散策。28人のパシフィロフ公園という第一次世界大戦時の英雄の記念公園で、敷地は緑豊かで広大だった。子供達や人々の憩いの場となっている。園内には巨大なモニュメントがいくつもある。

癒しの緑。

ほのぼの。


今度こそ宿に戻り、チェックアウトした。宿を出る直前に、例の三編み大麻おじさんと話をする機会があった。朝の変なルーティンを見たときは怖かったけど、話してみると普通の人みたいだった。

 

宿を出てまた次の観光のために歩いていると、前回日本人男性と一緒に訪れたが閉まっていた市場に出くわしたので少し寄り道。グリーンバザールと比べると規模は小さいものの、やはり同様に果物とナッツ、肉類が売られていた。それに加えて、ここではチーズや例の蜂蜜も売られていた。

インパクト大。ポテトチップスの袋を洗濯ばさみで吊るす

 

だいぶ歩いてカザフスタン国立中央博物館にやってきた。受付で荷物検査がある。

一階 地球史に関する展示、カザフスタンの歴史コーナー。

二階 水道技術の遺構や宮殿のミニチュアなど。

三階 伝統衣装、近代衣装展示など。

四階 カザフスタン現代政治・外交に関する展示。中央アジアの民族について。

見ごたえ抜群。

特に、男性用の毛皮の冬服なんかは熊のように巨大で、同じく毛皮でできた靴はじゃがいも袋くらいの大きさがあった。中国や韓国との外交と同じコーナーには、日本の舞妓人形も置かれていた。中央アジア民族コーナーはとても興味深い。ゆっくり見て回っていると女性職員に「あなたが最後の一人よ」と急かされ、仕方なく切り上げて博物館を出た。

民族地図

博物館外のベンチに座ってドライマンゴーをつまみながら休憩。その間、博物館の警備員が何か言いたげにこちらを見ているのに気がついて、もしかして早く帰れと言いたいのかと思った。すると警備員は気さくに話しかけてきて、一緒にベンチに座って長話をした。私と同い年の彼は、家族の写真や動画を見せてくれた。

電動キックボードがあちこりにある。

博物館を出て大通りからバスに乗り、日が沈んで暗くなった道を3分ほどてくてくと歩いて空港に入った。

アルマトイのバス。お洒落。

アルマトイ国際空港。

エア・アスタナの高クオリティかつかなり尺の長い安全案内の動画を見せられる。影絵ダンスで、ロシア語版と英語版が丸々二回放送された。深夜一時のフライトだったが、まさかのまさか、深夜ニ時頃にフルの食事が提供された。

ビーフを選択。