2024年3月時点の情報です。
筆者は今年からオペアを始めました。
そもそもオペアって何?と言う方向けに、ざっくり説明します。
オペア(Au Pair)とは
海外のホームステイ先でベビーシッターや家事手伝いなどをしてお給料を貰いながら留学できるプログラムです。
受け入れ先が多いのは主に西欧諸国やアメリカ。
交渉からプログラム終了まで、基本的に個人間でやりとりすることになります。
一般的に知られていて利用者も多いワーキングホリデープログラムに比べると、マイナーな選択肢かもしれません。
(念の為ですが、ワーホリは、アルバイトなどで資金を補いながら休暇を過ごすことがメインのコンセプトですね。)
オペアとワーホリの違い
- 住まい
オペアはホームステイが前提で、受け入れ先ファミリーのお家に住むことになります。
Good:面倒なお部屋探しや賃貸契約いらずで簡単。
何かあってもすぐホストファミリーに頼れる。
ステイ先に生活用品が揃っていれば持参する必要が無い。
家賃、水道光熱費がタダになる(ほとんどの場合はそのはずです)。
Bad:ロケーションや部屋の状態はステイ先次第。
ステイ先によっては、完全に一人になれる時間があるとは限らない。
一方ワーホリは、基本的には自分で住まいを探す必要があります。一般賃貸、学生寮、ホームステイ、知人の家、などオプションは様々です。
Good:ロケーションや部屋を自由に選べる。
シェアハウスや学生寮なら友達が作りやすい。
気を遣うことなくのびのびできる。
Bad:自分で住まい探し、契約をしなければいけない。
家賃や水道光熱費などの支出を避けられない。
生活用品の準備などが必要になる。
何かあれば自分で対処しなければいけない。
- 現地での主な過ごし方
オペアは、ホームステイ先でのベビーシッターなどの手伝いが基本となり、空いた時間に語学学校への通学をはじめ、個人の活動をすることが可能です。
Good:ホストファミリーと日常的に交流できる。
現地の生活スタイルに触れることができる。
日々の自由時間が多い。
高時給のステイ先に巡り合えば楽ができる。
Bad:他人と一緒に過ごすので多少は気を遣う。
子供嫌いの人には務まらない。
お給料の低いステイ先もある。
ワーホリは、アルバイトなどで資金を補いながら休暇を過ごすことがメインのコンセプトです。現地での日常生活は、アルバイト+語学学校など個人の活動、というスタイルが多いでしょう。
Good:カフェや農業など、自分の好きなアルバイトができる。
頑張った分だけ収入が増える。
現地社会に出て働くので、達成感がある。
Bad:仕事が見つからない場合やクビになった場合は貯金を削っての生活となる。
生活の為アルバイトの時間が増え、自由な時間が無くなるケースもある。
あくまでワーホリなので、それほど良い仕事に就ける可能性は低い。
- 期間
オペアの場合は、こちらもステイ先次第です。自分で希望・条件に合うファミリーを探して、交渉します。最短3カ月から、最長2年ほどでしょう。
Good:短期から長期まで自由に選べる。
Bad:渡航希望時に、条件に合うファミリーとマッチできるとは限らない。
ワーホリの場合は1年間を基本に、本来の期限より早く終了したり、可能なケースは少ないですがさらに延長したりできます。
Good:行きたい時に行けて、終えたい時に終えられる。
Bad:ビザに抽選や人数制限が設けられている可能性がある。
結局ワーホリとオペアのどっちがいいのか
こんな人にオペアがおすすめ!
・子供が好き
・人と関わることが好き
・リアルな現地生活を体験したい
・費用を抑えて最安で留学したい
・自由時間がたっぷり欲しい
こんな人にワーホリがおすすめ!
・海外で働いてみたい
・がっつり稼ぎたい
・好きなタイミングで渡航したい
・何事も自力でやってみたい
ワーホリとオペアについて筆者が思うこと
どちらにせよ、渡航後の生活に対する明確なビジョンと目標、プログラム終了後の計画は必要不可欠です。
それがないと、その場しのぎ、モラトリアムの延長と同じようなものでしょう。
正直、本当に優秀な人は現地大学院→現地就職のルートを取るのだろうと筆者は思っています。
ワーホリやオペアはあくまで一時の海外生活体験、くらいに捉えていてもいいかもしれません。
日本に帰国しても同じです。就職時のアピールになるかと言えば微妙です。今時海外経験者も珍しくない上、語学以外に強みがなければ負けてしまいます。
しっかり自分なりの目標と意義を立てて、特別な経験を楽しみましょう!