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[キルギス旅] カラコル観光 | ドゥンガンモスク、聖三位一体教会、歴史博物館、バザール

2022年9月の旅行記。大学4年生の夏休みの大冒険。

 

この日はカラコルで一日過ごした。

 

朝はドゥンガンモスクへ。途中で通った道は結構綺麗に整備されていた。緑も多く、道路も舗装されていて景観の良い住宅街だった。ドゥンガン人というのは中国からやってきたムスリムたちのことらしく、モスクは中国と中央アジアとアラブの文化を織り交ぜたような様式で面白かった。建物内ではムスリムの男性たちが何やら集まっていた。

カラフル。

 

ここでは、他の外国人観光客は魔法使いのような青いケープを着ていた。私もおそらくケープを纏わなければいけなかったはずだが、帽子を被っているしモスク内部には入らないからいいかとそのまま歩いた。モスクの近くには、オープン前なのか閉鎖されたばかりなのか、空っぽの映画館があった。現代的なガラス張りの建築で結構かっこいい。

 

モスクを見たあとは、フラフラと歩いて聖三位一体教会に向かう。途中でコンテナを使った小さな市場を通り抜けた。売っている品物はどれも指輪やピアスで、数名の女性の客が立ち止まって見物していた。

 

そこからまた土埃の酷い通りに出ると、向こう側から外国人が二人歩いてくるのが見えた。まさかのまさかだとは思ったが、アルマトイからのバスでお世話になったジョンとイリーナだった。私達は思わぬ再会を喜び、またそれぞれの道へと向かった。

 

聖三位一体教会は実に見事だった。見た目は素朴だが、木材の色と屋根の青緑がよくマッチして綺麗だった。中は外観に対して豪華で、たくさんの宗教画と装飾、正面には大きな祭壇扉があった。ドームの上部には、マタイ、マルコ、ルカ、イワンの聖人画が掛かっていた。ちなみに、携帯電話の仕様は禁止だと入り口に書いていたが、礼拝堂内の物販コーナーのおばちゃんはバリバリ電話をしていた。教会を出てもう一度外観を見学していると、高齢のロシア人観光客グループに話しかけられた。陽気で良い人達だった。

建築ファン必見。

それからまた徒歩で宿の近くまで戻り、歴史博物館に入った。入場料は100ソムだったと思う。非常に小さな見た目だが、中の展示は結構充実していた。古代の陶器や道具に始まり、村の開拓史、伝統衣装、写真展示、なぜか世界の紙幣やバッジ、やたらリアルな動物の剥製などがあった。写真コーナーには訪れた人々が書き残したスケッチブックがあり、私も追記した。訪れたら私のコメントを探してみて下さい。動物の剥製はすごくリアリスティックで、正直少し怖かったほど。博物館を出て、特にやることもなかったので少し早めに宿に向かった。

 

 

この日の宿は、Kbhという新しいホステル。レセプションのムスリム若い女の子は英語がとても堪能だった。英語教師になるために勉強していたらしい。同室だった韓国人のギュヨン氏は英語が堪能で、色々話が弾んだ。

 

私は先に洗濯をしてから再び街に出て、水と食料を調達してきた。結局今日もバザールでトマトを買った。

迷路のように続く。

圧倒的な陳列。需要に対して供給過多では。

この日もひもじい食事。


その後、続々と他のゲストが到着し、8人部屋のうち私以外の6人はおじさんになってしまった。そして夜はおじさん達のいびき大合奏を聞かされる羽目になった。