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[ウズベキスタン旅] ブハラ観光 | 旧市街、ムスリムの思いやり精神、タシュケント行夜行寝台列車

2022年9月の旅行記。大学4年生の夏休みの大冒険。

 

ブハラ駅前のバスターミナルから旧市街方面へ出発。

いいタイミングでやってきたバスに乗り込む。毎度の如く運賃を尋ねると、観光客の私は運賃を払わなくていいとのことだった。

しかも私が声を掛けた時点で、車内に英語ができる人がいるか大声で訊いてくれ、10歳ほどの男の子二人組が助け舟を出してくれた。この子達は思いやりの精神が素晴らしく、女性や子供を見かけると何度でも真っ先に席を譲っていた。日本では大人でも簡単にできないことなのに。

 

ラビハウズに行きたいことを他の乗客に告げ、降りるタイミングを教えてもらった。これも有難い。降車したバス停からラビハウズまでは、徒歩15分ほどの距離。ただ、熱中症で弱っていた筆者は休憩を挟んで40分程かけて歩いた。

歩いている途中、すれ違った若い女の子が服についた砂を指摘してくれた。この町は砂埃が物凄い。

 

数百m歩いては休みを繰り返し、なんとか旧市街に辿り着く。

Nadir Divan-Begi Madrasahの前のベンチでも40分強居眠りをした。

ナディール・ディヴァンベギ・メドレセ。

 

本当はもっとじっくりメドレセ群を見たかったが、手だけでなく足まで若干痺れだしてきたため見学は軽めに済ませる。ここでもまた新婚夫婦がスーツとウェディングドレス姿で記念撮影をしていた。大勢の親戚たちがぞろぞろとついて回る。

 

ラビハウズの池の中心には可愛らしい小さな小屋がぷかぷかと浮いている。

周囲には子供用のエアー遊具や綿あめ売り、アイスクリーム売りなども集まり、楽しい雰囲気。

よく見るとアヒルが泳いでいます。

 

旧市街を見ていると、宮崎駿の漫画『シュナの旅』を思い出した。

以外とすっきりしていて歩きやすい。

Abdulaziz Khan Madrassah、その正面のUlugbek Madrasahはどちらも古い。メドレセの前には人懐っこい猫もいた。

 

Toqi Zargaron周辺でのベンチ休憩を挟んで、Mir-i-Arab MadrasaとKalan Mosque、Kalon Minoraiを見た。カラーン・モスクの入口付近には小さな少年が立っていて、モスクの中に入っていく人たちに律儀に挨拶をしていた。

ライトアップされたミナレット

アルク城は思ったより大きく、正面に回ろうと思ったらなかなか歩かされた。

この日は定休日。

帰りはブハラ駅までタクシーに乗る。ここでも現地のおじさんたちがタクシーの交渉を手伝ってくれ、優しい運転手さんを呼んでくれた。

 

ブハラ駅に着き、待合ロビーのベンチで眠っているうちに列車の時刻が迫っていたらしく、見知らぬ女性が心配して起こしてくれた。その女性が起こしてくれなかったら私は電車を逃していたかもしれない。助かった。

 

慌ててタシケント行きの寝台列車に乗り込んだものの、一度自分の寝台に辿り着くとまたすぐに眠ってしまった。私は上段だった。梯子などなく、自力でよじ登るスタイル。しかも長身の多いウズベク人仕様なので、なかなかしんどい。頭のすぐそばの窓が壊れてずっと開いていたせいで、電車が走り出すと私の寝台は暴風域となった。