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[ウズベキスタン旅] 観光 | ウズベキスタン鉄道でタシュケント→サマルカンド、モスク巡り

2022年9月の旅行記です。大学4年生の夏休みの大冒険。

 

この日は首都タシュケントを出発してサマルカンドに向かう。

タシュケントからサマルカンドまで、鉄道を利用して約3時間。

 

ウズベキスタンの鉄道駅では、駅敷地内に入るのに身分証明書とチケットを提示した上で、X線検査を受け、さらに駅の建物に入る時に同様のプロセスがある。これだけ警備が厳重なので、写真は撮影しなかった。

 

よくわからないままプラットフォームまで行き、いまいちよくわからない車両の前でスタッフにチケットを見せ、よくわからないままスタッフが曖昧に指さす方向に歩いた。他の乗客も同様にしていた。この乗車方法はウズベキスタン最終日まで理解することができず。

 

電車は20分遅れで発車。発車してからしばらくすると冷房がかかり始める。

車両内にはいくつかモニターがかかっており、ウズベクドラマがほぼサイレント状態で放送されていた。座席のUSBポートは全く反応しなかった。無料のお茶サービスも有り。シートは大きくふかふかで快適だった。座り心地や値段の安さを考えるとコスパの良い鉄道です。乗車中は、隣の席の人懐こいバフティがお喋りをしてくれた。

 

そうしてサマルカンドに到着し、さっそくウズベキスタン観光を開始する。

 

まずはレギスタン広場に行くべく、駅前のターミナルでバスを探す。

ちょうどバスがやってきたのでしれっと乗り込み、どこで降りるのかも分からず無計画でバスに揺られていた。後から位置情報を確認して乗客に運賃を尋ねる。それでも無事に辿り着けた。入口では日本語の音声ガイドも有料レンタル可能です。

 

広場正面に向かって3つのメドレセがコの字型に並び、空の青色とメドレセの青がその鮮やかさを互いに際立たせていた。

 

まずは左手にあるウルグベク・メドレセを見た。左右には細長いミナレットが立っていた。アラビア文字の装飾やモザイクはもちろん、やはり一際奥まったところのムカルナスはすごかった。

凝りに凝っている。

向かって右側の虎が描かれたシェルドル・メドレセ。正面のティラカリ・メドレセも、他の2つと同様に見事すぎるほど見事な装飾。どんなに近くで見ても無限のパターンが描かれている。

偶像崇拝禁止?知らないね。

メドレセの入り口と内部の間にある廊下では私とそんなに年齢の変わらなさそうなお兄ちゃんがお皿を彫っていた。私が近くで見ていると、お兄ちゃんは立ち上がって商品の紹介をしてくれた。大きなお皿の製作には何ヶ月もかかって、小さなお皿には数日から一週間程度かかるらしい。

好きな人には刺さるデザイン。

内部はやはり全てお土産屋さんになっており、そこそこ強引な客引きに遭う。ちなみに、コロナの影響で、ここ3年間で初めての日本人の観光客だと言われて驚いた。ここ数年サマルカンドは日本人観光客に人気があるため、案内板に日本語が併記されていたり、歩いているとJapon!とかKonnichiwa!とか声をかけられたりした。

不思議な造形。

 

終盤にふらりと立ち寄ったメドレセ内部の小さなお土産品店では、日本語を学んでいるという女子学生と出会った。彼女もやはり珍しい日本人に会えて嬉しかったのか大はしゃぎしてくれた。

お土産ゲット。

 

広場前では新婚カップルが記念撮影をしていた。白いウェディングドレス姿の花嫁はとても綺麗だった。それから近くの商店で水を買い、そこでバイトをしていた外国語学校の学生と知り合いになった。

 

サマルカンドでの宿は、広場と同じ通りにあるHostel Nabi Boboという少々変な名前の宿。

分かりやすい入口。

チェックイン後、小休憩を挟んで再び街に出た。

日が暮れてしまったが、ビービー・ハーヌムモスクに向かう。

歴史スポットにしては派手なライトアップ。

モスク内部はかなり古く、崩れかけている箇所も結構あった。しっかりした説明板や案内は特にない。見る価値はある。

 

モスクを出てからはまっすぐ宿に帰るつもりだったが、途中で通りかかったレギスタン広場に惹かれてついつい座り込んでしまった。広場にはたくさんの人々が遊びに来ていて、階段に座り込んだり写真を撮ったりして思い思いに過ごしていた。

ここで青春できる若者達は幸せ。

子供たちは謎の光るおもちゃを宙に投げて遊んでいた。人の頭の上に落ちたら痛いと思うのだけど。広場の石段は私の靴ではつるつるで清潔。昼の厳しい暑さが去った後にこうして夜を楽しむのが良い。暑い国あるある。

 

ようやく宿に帰ると部屋に別のゲストがいた。ベトナム人の彼女は、次はビザの取りやすいアルバニアに行くんだとか。なんだかんだで夜中に就寝。