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[キルギス旅] タムガ村観光 | のんびり朝散歩

2022年8月の旅行記です。大学4年生の夏休みの大冒険。

 

タムガのホステルにて起床。昨夜、朝食の希望時間帯を宿のスタッフに尋ねられ、その時間通り8時半には朝食が用意された。

 

宿を運営する若い奥さんと、1歳になる彼女の子供と一緒にテーブルに着いて食事をした。トマトと炒り卵、サラダ、謎の美味しい肉、バナナとブドウ、巨大クッキーにパン、アプリコット、等々、豪華な朝食。常に蝿が飛び回っていたのは正直受け入れ難かったが、ここでは当たり前なのだろう。

 

アイラという名の子供は母親によく似ていて、初対面の私にも全く人見知りせず、理由もなくしょっちゅう笑顔を見せてくれた。アイラが楽しそうに部屋の中を歩き回り、きゃっきゃっと声をあげて一人で遊んでいる様子は本当に可愛かった。

 

奥さんのアイーザは筆者と同い年(当時21歳)だった。夫は今年30歳らしい。アイラを見つめる彼女の眼差しやその頭を撫でる手付きは、穏やかな愛情に満ち溢れていた。筆者が食べ続けている間、アイーザはアイラに話しかけながら優しく背中を撫で、アイラは相変わらずニコニコ笑って楽しそうにしていた。そんな二人を見ていると、こちらまで幸せな心地がして、心がほかほかと温まるような気がした。まさかこのバックパック一人旅でこの種の感動を味わうとは予想しなかった。

 

それから宿泊代の支払に必要な現金を手に入れるべく、村で銀行を探すことにした。朝になって見てみると、タムガはなんとも長閑で平和な村だった。昨夜は本当に怖い思いをしたが。

普通にその辺に牛がいる。

通りを歩くとおじさん達が何人か座り込んで話をしていた。マガジン(キオスクのようなお店)を見かける度に中に入って、ATMが無いか探した。しかし、どこにもないので銀行を探すことにした。あるマガジンにはたまたま英語ができる住民がいて、銀行は向こうだと教えてくれた。進んだ先でも道を確認するために別の建物(郵便局だと後から分かった)に入ると、わざわざ表まで出て道を教えてくれた。

 

そうして銀行を発見。とはいえ、簡易的な窓口があり、横の小さな部屋にぽつんとATMがあるだけだった。ATMの操作に戸惑う私を一人の男性が助けてくれ、少し立ち話をした。タッチパネル式でないATMは今まで知らなかった。

どうぶつの森の初期の部屋みたい。

銀行を出て宿に帰るまでの道のりでも、二人のおじいちゃんと話しながら並んで歩いた。ここの人達はみんなとてもフレンドリーで親切だ。宿を出てから帰ってくるまでの小一時間で本当に多くの人達と話をして、名前を教え合った。

 

村の人達がカジュアルに馬に乗っているのもかっこいい。中学生ぐらいの男の子がスマホを耳に当てながら馬に乗っている姿は、現代の技術と伝統的な遊牧文化の融合を感じさせた。道を歩いていると、向こう側にイシククル湖の青色が鮮やかに見えた。親切で友好的な人々、小さな家屋、土のままの道、馬、湖、全てがのんびりとした村。。。

本当に何もないので、散歩をしても道に迷わずに戻れる。

建物は総じて低く小さい。カラーとサイズ感が質素で可愛い。

自転車を停める感覚で馬が繋がれている。

次の記事では、タムガでの観光について書きます。