中学生の頃からずっと、中国に行ってみたかった。
1月7日から北京を旅行していたので、情報共有します。
スカイスキャナーで予約した最安値のチケットで飛ぶ。
円安とはいえ、お正月と春節の間ということで4万円台後半でした。
ノーオプションでも、預け手荷物は2個23kgまで無料でした。
羽田空港に到着後、T3出発フロアにて通信サービス店のカウンターを探す。
中国・香港用SIMカードを取り扱っているとの事前情報でしたが、カウンターに尋ねてみると、こちらの店舗での取り扱いは終了したとのこと。
残念でしたが、現地調達すればいいと気を取り直してチェックイン。
ここで、フライトが約1時間遅れていることに気が付く。
少なくとも、1時間ならまだ許容範囲内、乗り遅れるよりはマシだと思い直し、長蛇の列に並ぶ。
保安検査を通過して出発ゲートへ。
深く考えずに空いているベンチに腰掛けたところ、どうやらロシア人旅団の島に入り込んでしまったようで、待ち時間は終始ロシア語に囲まれていました。
機内食も出た。ビーフを選択すると、すき焼き風弁当が出てきた。この日、トマト3個とオートミールしか口にしていなかった筆者にはとても有難かった。
ちなみに、機内シートにはUSBポートとディスプレイが付いています。
筆者はうっかり充電器を預け手荷物に入れた上、機内配布のイヤホンも貰い損ねてしまったため、虚無の4時間を過ごしました。乗客は中国人が8~9割だった感覚。
(イヤホン配布の際に、CAは中国語で声をかけながら歩いていく上、すたすたとあっという間に通り過ぎてしまうので、よく注意していないとチャンスを逃します。)
北京到着。
入国審査はすぐに切り抜けるも、バゲージクレームで随分待ちました。
その後急いでインフォメーションカウンターを訪れ、SIMカード販売店が無いか訊いてみましたが、その日はすでに営業終了していると言われました。インターネットが無いと本当に困るので、改めて別のカウンターにも確認してみましたがやはり駄目でした。
ちなみに、空港内にはフリーwifiが飛んでいますが、日本の電話番号では認証エラーとなり接続できませんでした。
こうして見事に空港でのSIMカード調達に失敗し、仕方なく電車に乗る。
空港からはエアポートラインに乗って、地下鉄Caoqing駅まで移動できます。
改札は顔認証付きです。チケットは問題なく自販機で買えます。
北京の地下鉄は本当に安い。路線もかなり多くありますが、日本の電車網に比べれば大変シンプルで分かりやすく、初入国から2時間も経っていない中国初心者でも、駅のあちらこちらに貼ってある路線図を見れば乗りこなせます。
そうしてその日の宿の最寄り駅、旧宮駅に到着。
駅の外は真っ暗で人通りもほとんどなく、さすがに不安になってきます。
スマホの充電を節約しつつ、ホテルに向かって歩いていたところ、残り27%だったはずのスマホが急にバッテリー切れになってしまいました。もちろん、宿の位置は全然頭に入っていない。
夜11時過ぎ、人通りほとんど無し、スマホ使用不可、一人ぼっち、という絶望的な状況に追い込まれ、渡航1日目から結構悲しい気持ちになりました。
下手に移動してホテルから遠ざかってしまう前に、どうにか見つけた通行人に助けを求める。深夜にいきなり話しかけてくる人など普通に考えれば怖いので、一瞬警戒されましたが、こちらが迷子の外国人ということを理解すると、助ける姿勢を見せてくれました。
筆者は中国語はほとんどできず、相手は英語が話せなかったので、たまたま持っていたレシートの裏側に漢字を書いて意思疎通を試みました。
(必死の思いで「我想去7天酒店」と書いた。)
その後、男性のスマホの通訳アプリを使って少しずつコミュニケーションを取る。
彼は29歳のサラリーマンで、ちょうど山西省から帰って来たところだそう。深夜帯で疲れているはずなのに、宿まで案内してくれ、チェックインも手伝ってくれました。
初対面の人にここまで親切にしてくれるなんて、とあまりの神対応に涙が出そうになりました。本当に、感謝してもしきれません。
そうして、深夜12時頃、7天酒店こと、7days inn jiugongにチェックインできました。
フロントは中国語のみの対応です。中国語が話せない人は注意。
もともとはBooking.com経由で4泊分予約していたのですが、探しても予約履歴が無いと言われ、仕方なくその場で1泊分部屋を取りました。当日なので結構割高な188元。
部屋は普通に綺麗です。
さすがにこの時間帯にドライヤーの音は迷惑だろうと思い、簡単にシャワーだけ浴びてベッドに入りました。しかし、深夜の北京で一人で迷子になったことの緊張が取れず、全然眠れませんでした。
とりあえず、一晩だけでも寝床が確保できてよかったです。
名前も知らないあの中国人男性へ、この恩は一生忘れません!