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[エクアドル旅] 無一文サバイバル | 第三の都市、クエンカ到着

2022年9月の旅行記です。大学四年生の夏休みの大冒険。

 

昨夜盗難に遭ったのは悪いニュースだが、今朝は良いニュースもあった。持参していた2枚のクレジットカードのうち、1枚は番号を見られてしまったが、もう1枚はお尻ポケットに入ったままだったので無事だった。普段は必ず財布の中にしまうのだけれど、この時ばかりは命拾い。

 

朝になって、クエンカのバスターミナルに着いてからもう一度荷物を全て開けて確認する。よく見ると帽子(キルギスで買った安物の登山帽)とマイナンバーカードも取られていた。犯人の選定基準が謎。

 

ちなみに、バスターミナルのロビーでは、ショットガンを持った警備員が歩き回っていたのでまあまあ安心感がある。ここでスマホの充電も出来ます。

 

クエンカの街はキトとは大違いでとにかく平和です。キトでは路上に警官がたくさんいて、行き交う人々の間にもどこか緊張感があるのに対し、クエンカはすっかり穏やかな空気。

 

ターミナルから40分ほど歩いて大きなモールに入る。朝一でガラガラのフードコートで朝食をとる。Café d’ Aliceというファストフード店でサンドイッチを頼んだ。日本のボリューム感覚で注文すると、強制フードファイトになります。

パンの3枚挟みが攻撃ポイント。

モールで再びスマホを充電して、本日の宿まで40分以上歩く。周辺の売店は4件連続でクレジットカード非対応のため、飲み水も買えなかった。最終的には、5ドル以上でカード決済OKの薬局にて解決。正直要らないドイツ産のドロップキャンディとミネラルウォーターを合わせて買って、ようやく水を飲むことができた。

 

この日の宿はHotel Check in Bed & Breakfast。宿に着いてからも大変な思いをした。

 

レセプションのお姉さんは英語が通じず、態度も不親切な感じ。こちらの盗難被害を説明しても、現金前払いでしかチェックインできない、の一点張りです。そのうち、裏から出てきたもう一人のレセプションの方が融通を聞かせてくれて、クレカ払いを受け入れてもらえた。あやうく宿無しになってしまうところだった。

 

しかし、バトルは終わらない。バスタオルの利用にも現金のデポジットが必要だという。パスポートでも何でも、デポジットの代わりを認めてもらえないかと交渉するも撃沈。埒が明かないので他のゲストに相談しようかと思っていたところ、ふいにやってきた郵便配達のお兄さんが私の肩を持ってお姉さんを説得してくれた。救世主。

(クレカのキャッシング枠も使い切り、本当に現金ゼロの状態だったのです。)

 

部屋に戻った時には完全にぐったり。。前日の盗難事件から一晩中気を張って起き続け、この日は水や食事も十分に取れないまま一日中歩き続け、宿のチェックインでも一悶着あり、困難続きの二日間でした。