2024年夏時点での情報です。
基本的には、都市を走っているバスの乗り方は大抵共通しているかと思います。
その中でも筆者がよく利用するのはCoastlinerのバス。
南海岸のいくつかの街を東西に走っている路線です。
【基本情報】
運営会社:Stage Coach
路線:Portsmouth ー Brighton間
料金:均一2ポンド
【バスの運行】
バス停ごとに時刻表はありますが、ほぼあてにならないと思った方がいいです。
遅延やキャンセルが日常茶飯事のため。
代わりに、Stagecoachというアプリでリアルタイムで更新される運行情報を見ることができます。そのアプリを見ていても、見るたびに予定時刻が1、2分遅れていく。
【乗り方】
前乗り先払いです。
乗り込んだら運転手さんに行先を告げます。
(例)「Worthing Pierまで、シングルチケット一枚下さい」
運賃の支払いは、現金もしくはタッチ決済が可能。
現金の場合、5ポンドくらいまでなら高確率でお釣りが来ます。
運賃を支払うと、大抵紙のチケット(レシートのような薄っぺらさ)が発行されます。
Stage Coachのアプリで事前にeチケットを購入するのもありです。
乗車時にeチケットをアクティベートして使います。
【乗車中】
発行されたチケットはバスを降りるまで大事に持っておきましょう。
切符の抜き打ちチェックが入った時に、きちんと運賃を支払った証明になります。
ロンドン市内のバスとは違い、次のバス停名やその先の停車地は一切表示されません。もちろんアナウンスも無し。そのため、初めての場所で降りる場合は、いちいちGoogle Mapで現在地を見ておく必要があります。
【降り方】
降車ボタンを押したら、焦らずに降りましょう。
韓国や他の国のバスとは違い、イギリスでは乗客が安全に降りるまでちゃんと待ってくれます。
特に、二階席から階段を下りていく時には足元に注意。
筆者はそれで一度階段から落ちて尻もちをつきました。近くに座っていた初老のジェントルマンが「OH MY GOODNESS!」と一言。筆者は笑顔で親指を立ててそそくさと退場。
降車時にも前方のドアから降ります。
前乗り前降り方式。効率はやや悪そう。
以上、ブライトンとポーツマス間を走っているバス、coastlinerを例に挙げた、イギリスのバスの乗り方でした。
他の都市や他のバス会社では色々異なるかもしれませんので、あくまでブライトン周辺地域における一般的な話です。
イギリスでは鉄道運賃があり得ないぼったくり価格に設定されているため、比較的安価なバスを有効活用するとよいですね。