ドイツのワーホリビザを現地申請で取得しました。正直かなり辛かったです。
目次
タイムライン
ステップ①:オンライン予約
ステップ②:外国人局にて申請
ステップ③:待つ
ステップ④:受取
ビザ申請中に困ったこと
ワーホリビザを現地申請してよかったこと
まとめ
タイムライン
9月3週目 オンライン予約登録
11月3週目 外国人局にて対面申請
翌4月1週目 受取
→予約から受取まで約7カ月かかりました。
ステップ①:オンライン予約
最寄りの外国人局を検索。しかし、ワーホリビザの取り扱いがどの部門に該当するのか分からない。田舎町だからか、ワーホリ関連情報が一切無い。知り合いのドイツ人に見せても分からないとのこと。ここでメールにて問い合わせ、指示通りに予約ページに進む。
この時点で、次回予約可能枠が2カ月以上先でした。仕方が無く一番近い日程を予約。その後なぜか、外国人局側から勝手に日程を変更されました。
ステップ②:外国人局にて申請
申請書類を一式揃えていざ申請。個室に呼ばれ、担当者が書類を次々とスキャンしていく。口頭での軽い確認もあったものの、こちらはほぼ座って待っているだけ。
ちなみにその場で指紋も採られました。どうやら一般的には指紋登録は別日になるようですが、筆者のケースでは申請当日に即登録でした。
ステップ③:待つ
それからなんと5カ月近くも待ちました。メールを送っても返事は来ない。電話をかけても繋がらない。繋がっても拙いドイツ語を理由に電話を切られる。
ちなみに筆者の地域の外国人局では、事前予約無しで訪問すると完全に弾き出されます。もう一度新規アポを取ろうと予約サイトを開くと、次の最短日程が3か月先でした。
ワーホリビザ現地申請経験者に相談したところ、めげずにメールを送り続けて無理だったら鬼電、とのアドバイスを受けました。また、日本では考えられないくらい強気に出ないと無視される、とのこと。
・観光客としての滞在資格がすでに失効していること。
・緊急案件であること。
・弁護士に相談するつもりであること。(知人のアドバイスによるはったり)
を明確にメールに書きましたが、一向に返事がありません。
心が折れそうになりながらも根気強くスパムを送り続け、ようやくメールが返ってきました。とはいえ、「急ぎで発給します。」の一文だけ。
いや、急ぎっていつですか!
ステップ④受取
そのメールが届いてから一週間ほどで、外国人局からアポイントのお知らせメールが届きました。しかし、当日かつ3時間後の呼び出しでした。普通無理だって。。
この時はバスの大遅延で10分遅刻。「もう遅すぎるから無理。また新規でアポを取って下さい」と受付で弾かれました。しかし、ここで諦めれば次のチャンスが何週間後になるかわからない状況。呼び出しメールを見せながら事情を説明しました。
そこでどうにか中に通してもらうことに成功し、無事担当者のもとへ。

ですが、ここでも不快な思いをしました。
その1:
申請料100ユーロ+特急料金35ユーロを請求される。その場で支払うか出直すかの二択を迫られる。上司を呼んでほしいと伝えても突っぱねられる。
→基本日本人は無料で申請できるはずなのにローカルルール適用。申請から5カ月も待ったのにこれが「特急」?それに、特急料金がかかることを事前に通知せず勝手に追加料金として加算。怒りを通り越して呆れました。
その2:
担当者「英語は少し話せますが、ここはドイツだから英語を話す義理なんてありません」
→ここは「外国人」局なのに、外国人全員がドイツ語が出来るとでも思っているのでしょうか。ちなみに、ドイツ語が全く話せない難民向けに、地域のボランティア団体がサポートを提供しています。病院が発熱者の来院を拒むようなものです。
もうこの時点で半ば冷めて、筆者は諦めてしまいました。そしてどうにか滞在許可証兼ワーホリビザを取得。長い闘いが終わりました。でも負けた気がします。
ビザ申請中に困ったこと
・ドイツの銀行口座が開設できない。
筆者はWiseのユーロ口座でどうにか対応。それでも不便。
・国外旅行ができない。
出国はできても、再入国はできません。
どんなにお金と自由時間があっても、国外のどこにも行けないのは辛い。
・働けない。
収入がないと、家賃や食費が出ていくだけです。
ビザ発給の見通しのつかない状況でひたすら貯金を削ることになります。
・身分証がない。
IDカードが無いので、パスポートを常時携帯する必要があります。かさ張る。
ワーホリビザを現地申請してよかったこと
・観光ビザ+申請待ちの期間で、より長く滞在できる。
・ドイツ語で交渉(戦闘)するスキルが身に着く。
まとめ
できれば日本でビザを取得した方がいいと思います。