前回の記事ではドイツの変な文化について書いたので、今回はドイツの良い文化について書きます。ポジティブキャンペーン大事。
1.環境意識が高い
ドイツではヴィーガンやオーガニックが普及しており、身近なスーパーマーケットやドラッグストアでもお手頃な価格で環境に優しい製品が手に入りやすい。
食料品、コスメ、ヘルスケアなど、色々な日常生活用品にエコが浸透しています。
また、ゴミのリサイクルも得意。
家庭ごみは、種類ごとに違う色のゴミ箱に入れて出します。
地域によっても異なるかもしれませんが、以下例。
一般の燃えるゴミ :黒
プラスチック・金属 :黄色
紙類 :青
植物由来の燃えるゴミ :茶色
びん、衣類は街の専用回収ボックスまで持って行きます。
この回収曜日や時間が決まっているのも実にドイツらしい。
特に面白いのはリサイクルデポジット制度(Pfand)。
ペットボトルや缶の飲料の容器をスーパーの回収マシンに返却すると、購入時のデポジット金が返ってきます。(対象商品にはPfandマークの表示有り)
例えば、ペットボトルのコーラ飲料を一本買うと、
コーラ自体の価格 €1.00
容器デポジット €0.25
レシート合計 €1.25 こんな感じ。
その後、空の容器を回収マシンに入れると€0.25分の店舗バウチャーが発行される。商品を購入した店舗とは別の場所で交換してもOK。
会計時にバウチャーを店員さんに渡せば、お会計から差し引いてもらえます。
大きなカバンにペットボトルを100本くらい溜めて一気に交換しにくる人もいて、回収マシン前に長い列が出来ていることもある。

大手スーパー"EDEKA"に"bro"を意味する"Digga"をかけたダジャレ
2.伝統的
街並みも古いまま残す傾向にあり、今でも伝統的な住宅建築が普通によく見られる。
日本ではコンクリートのマンションや現代的なお家が一般的になり、大きな街では伝統的な様式は滅多に見られないので、ドイツの古い街並みは新鮮に映ります。
生活における宗教色も濃く、キリスト教のイベントをとても大事にします。
学校をあげて聖人の日をお祝いする行事をやったり、何週間もかけて家族・友人同士でアドヴェントやクリスマスを祝ったり、かなり熱心です。
信仰心への理解があまり深くない筆者でも、国や地域の伝統を受け継いでいくこと自体は良い事だと思います。文化の存続。
3.国内公共交通機関が乗り放題の月額チケット
以前記事でも紹介した通り、ドイツにはDeutchland Ticketなる、国内の公共交通機関が乗り放題になる月額チケットがあります。それが58ユーロと格安なんです。
とある区間では、片道50分の電車チケットが€7です。そう考えると、距離も回数も関係なしに、電車もバスも地下鉄も片っ端から乗れてしまうこのチケットは神。
Wuppertalという街には懸垂式モノレールもあり、それもこの月額チケットで通常通り利用可能。ちょっと特別そうな見た目ですが、ただのモノレール扱いです。
チケットの例外は特別観光列車や、新幹線、長距離バスなど。
これで国内どこでも行けるので、時間と体力さえあればごり押しでデュッセルドルフからフランクフルトまでの移動もできてしまう。
実際、筆者はこのチケットだけでデュッセルドルフ近郊からルクセンブルクまで行きました。(さらにルクセンブルクは公共交通機関が無料)
時間に余裕があった時期は、週に20時間くらい電車に乗っていたと思います。。
旅行好きには本当に有難いシステムです。東西南北、特色があって見どころの多い国だからこそ活きるチケット。
以上、筆者が思うドイツの良いところでした。
本当はもっとあるのですが、強いて3つに絞るならこれかなあ、というところです。
最近は治安悪化や政治の揺れが日本のニュースでも報道されていますが、まだまだ良い国なので旅行や留学もおすすめです!